【2026年最新】20代薬剤師の平均年収は?年収アップのコツをご紹介

「20代薬剤師の年収って、実際どれくらい?」
「同年代と比べたら高いの?低いの?」
「今の職場でこのまま働いていて、ちゃんと年収は上がるのかな?」

薬剤師として働き始めると、やりがいと同じくらい気になるのがお給料のことですよね。

結論からいうと、20代薬剤師の平均年収は、
20〜24歳で約408万円、25〜29歳で約495万円が目安です。

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」は、職種・年齢・性別などの属性別に賃金を調べる統計で、2025年調査分が2026年3月に公表されています。e-Stat上でも、職種小分類・年齢階級別の給与表が公開されています。

20代薬剤師の平均年収

年齢平均年収
20〜24歳約408万円
25〜29歳約495万円

20〜24歳は、薬学部6年制を卒業して働き始めたばかりの時期にあたるため、実質的には新卒薬剤師の年収に近い数字です。25〜29歳になると賞与も安定し、平均年収は約495万円まで上がります。

「思ったより高い!」と感じる人もいれば、「6年間大学に通って国家資格を取ったわりには、もう少しほしい…」と感じる人もいるかもしれません。

実際、薬剤師は若いうちから比較的安定した年収を得やすい職種です。ただし、ここから先の伸び方は、勤務先・働き方・キャリアの選び方でかなり変わってきます。

20代前半と後半で年収が変わる理由

20代前半の薬剤師は、まだ社会人1年目〜数年目のタイミングです。

特に新卒1年目は、賞与が満額出ないことも多く、年収がやや低めに見えやすい時期です。実際に、20〜24歳の薬剤師の平均年収は約408万円で、25〜29歳の約495万円とは90万円近く差があります。

でも、これは決して「20代前半薬剤師の評価が低い」という意味ではありません。

薬剤師は、24歳前後から本格的に働き始める人が多いため、20代前半はまだ経験を積み始めたばかり。そこから調剤、服薬指導、在宅、かかりつけ対応、店舗運営などを少しずつ覚えていくことで、年収も上がりやすくなります。

つまり20代前半は、年収を気にしすぎるよりも、今後の伸びしろを作る時期と考えるのがおすすめです。

20代薬剤師の年収は高い?低い?

同年代の一般的な会社員と比べると、20代薬剤師の年収は高めです。

特に25〜29歳で約495万円という水準は、20代後半としてはかなり安定しています。国家資格があり、医療現場で専門性を発揮できることが、若いうちから一定の給与につながっているといえます。

ただし、薬剤師の中だけで見ると、20代はまだスタート地点です。

30代以降は管理薬剤師、薬局長、エリアマネージャー、本部職、企業薬剤師など、キャリアの選び方によって年収差が広がっていきます。

「20代だからまだいいや」と何も考えずに働くより、20代のうちからキャリアの方向性を考えておくと、30代でかなり差がつきます。

勤務先によって年収は変わる

20代薬剤師の年収は、どこで働くかによっても変わります。

一般的に、年収が高くなりやすいのは、ドラッグストア、調剤薬局、企業系の薬剤師職です。一方で、病院薬剤師は初任給や20代の年収がやや控えめな傾向があります。

もちろん、病院薬剤師にはチーム医療、注射薬、抗がん剤、病棟業務など、専門性を深めやすい魅力があります。年収だけで判断するのはもったいないですが、「収入を重視したい」のか「専門性を重視したい」のかで、選ぶ職場は変わってきます。

調剤薬局

調剤薬局は、20代薬剤師にとって王道の勤務先です。

処方箋対応、服薬指導、在宅医療、かかりつけ薬剤師など、薬剤師としての基本スキルを身につけやすいのが特徴です。

大手チェーンなら教育体制が整っていることが多く、中小薬局なら早いうちから幅広い業務を任されることもあります。

年収アップを狙うなら、在宅対応や管理薬剤師候補として経験を積むのがポイントです。

ドラッグストア

年収を重視する20代薬剤師に人気なのがドラッグストアです。

調剤併設型のドラッグストアでは、調剤業務に加えてOTC販売、健康相談、店舗運営などにも関わるため、業務範囲は広めです。

そのぶん、給与水準が高めに設定されているケースも多く、20代のうちから年収アップを狙いやすい職場といえます。

ただし、土日勤務や遅番、接客、売上意識なども求められるため、自分に合うかどうかはしっかり確認しましょう。

病院

病院薬剤師は、20代の年収だけを見るとやや低めに感じることがあります。

ただ、病棟業務、チーム医療、感染制御、がん、栄養、救急など、専門性を深めたい人にはとても魅力的な環境です。

将来的に専門薬剤師や認定薬剤師を目指したい人、医師や看護師と連携して臨床経験を積みたい人には向いています。

「今すぐ年収を上げたい」というより、「長期的に専門性を武器にしたい」人向けです。

企業

製薬会社、CRO、SMO、DI業務、メディカルライター、品質管理、薬事など、企業で働く薬剤師もいます。

企業薬剤師は求人数が限られる一方で、土日休みや福利厚生、昇給制度が整っている職場もあります。

ただし、20代未経験から企業へ転職する場合は、英語力、PCスキル、コミュニケーション力、ビジネスマナーなども見られます。

「薬剤師資格を活かしつつ、現場以外の働き方をしたい」という人には選択肢になります。

20代薬剤師が年収アップするコツ

ここからは、20代薬剤師が無理なく年収アップを目指すためのコツを紹介します。

1. 今の職場で昇給条件を確認する

まずやってほしいのが、今の職場の昇給条件を確認することです。

意外と多いのが、「なんとなく毎年上がると思っていたけど、実は昇給幅がかなり小さかった」というパターンです。

確認したいポイントは、基本給の上がり方、役職手当、資格手当、かかりつけ手当、在宅手当、管理薬剤師手当、賞与の評価基準などです。

年収アップを目指すなら、まずは「何を頑張れば給料に反映されるのか」を知ることが大切です。

2. 管理薬剤師を目指す

20代後半から年収アップを狙うなら、管理薬剤師はかなり現実的な目標です。

管理薬剤師になると、通常の薬剤師業務に加えて、医薬品管理、スタッフ管理、行政対応、店舗運営なども担当します。

責任は増えますが、そのぶん手当がつくケースも多く、年収アップにつながりやすいです。

20代のうちから、在庫管理、疑義照会、後輩指導、患者対応などを丁寧に経験しておくと、管理薬剤師候補として評価されやすくなります。

3. 在宅医療の経験を積む

これからの薬剤師にとって、在宅医療の経験はかなり強みになります。

高齢化が進むなかで、薬局薬剤師にも在宅対応や多職種連携が求められています。

在宅経験があると、転職時にも「外来調剤だけでなく、患者さんの生活まで見られる薬剤師」として評価されやすくなります。

20代のうちに在宅を経験しておくと、30代以降のキャリアの幅が広がります。

4. 認定薬剤師・専門資格を取る

資格を取れば必ず年収が上がる、というわけではありません。

でも、認定薬剤師や専門領域の資格は、自分の市場価値を高める材料になります。

特に、かかりつけ薬剤師を目指す場合や、病院で専門性を高めたい場合には、資格取得がキャリアアップにつながりやすいです。

職場によっては資格手当がつくこともあるので、取得前に制度を確認しておきましょう。

5. 年収が上がりやすい職場へ転職する

今の職場で昇給が見込めない場合は、転職も選択肢です。

20代薬剤師は、転職市場でも比較的ニーズがあります。若さがあるぶん、教育しやすく、長期的な活躍を期待されやすいからです。

特に、次のような状況なら一度求人を見てみる価値があります。

状況見直しポイント
昇給がほとんどない3年後、5年後の年収が伸びるか
残業が多い時給換算で割に合っているか
管理薬剤師になっても手当が少ない責任と給与が見合っているか
人間関係がつらい心身を削ってまで続ける価値があるか
学べる環境が少ない次のキャリアにつながる経験が積めるか

転職は「辞めるため」だけにするものではありません。

今の自分の年収が相場と比べてどうなのか、もっと良い条件があるのかを知るだけでも、今後の判断材料になります。

20代薬剤師が転職で失敗しないためのポイント

年収アップを目的に転職する場合、給与だけで飛びつくのは少し危険です。

年収が高い求人には、忙しさ、人手不足、休日の少なさ、異動の多さなど、理由があることもあります。

転職前に確認したいのは、年収の内訳、残業代の扱い、賞与実績、年間休日、勤務時間、異動範囲、在宅やOTCの有無、教育体制、人員体制です。

特に20代は、年収だけでなく「経験が積めるか」も大切です。

目先の年収が少し高くても、成長できない環境だと30代で伸び悩むことがあります。逆に、今は少し年収が低くても、専門性やマネジメント経験が積める職場なら、将来的に大きく伸びる可能性があります。

20代薬剤師の年収アップにおすすめの考え方

20代薬剤師が年収アップを目指すなら、いきなり「年収600万円!」を狙うより、段階的に考えるのがおすすめです。

まずは、現在の年収が同年代の平均と比べてどうかを確認します。25〜29歳なら約495万円がひとつの目安です。

次に、今の職場で1〜3年以内に年収が上がる見込みがあるかを見ます。

昇給制度があり、管理薬剤師や在宅担当などにチャレンジできるなら、今の職場で経験を積むのもありです。

一方で、昇給が少ない、評価制度が不透明、業務量に対して給与が低いと感じるなら、転職サイトやエージェントで相場を確認してみましょう。

転職するかどうかは、そのあと決めれば大丈夫です。

よくある質問

20代薬剤師で年収500万円は高い?

25〜29歳の平均年収が約495万円なので、20代後半で年収500万円前後なら、ほぼ平均〜やや高めと考えてよいでしょう。20代前半で年収500万円ある場合は、かなり良い条件といえます。

20代で年収600万円は可能?

可能ですが、誰でも簡単に狙えるわけではありません。

ドラッグストア、地方勤務、人手不足エリア、管理薬剤師候補、残業や手当込みの求人などでは、20代でも年収600万円に近づくケースがあります。

ただし、忙しさや勤務条件もセットで確認しましょう。

病院薬剤師から調剤薬局やドラッグストアへ転職すると年収は上がる?

上がる可能性はあります。

病院薬剤師は20代の給与が控えめな傾向があるため、調剤薬局やドラッグストアへ転職すると年収アップにつながることがあります。

ただし、仕事内容や働き方は変わるので、年収だけでなく自分に合うかどうかも大切です。

20代薬剤師はいつ転職するのがいい?

おすすめは、1〜3年程度の経験を積み、自分の得意・不得意が見えてきたタイミングです。

ただし、心身に不調が出ている、人間関係がつらい、労働環境が明らかに悪い場合は、無理に続ける必要はありません。

まとめ:20代薬剤師は年収アップの土台作りが大切

20代薬剤師の平均年収は、20〜24歳で約408万円、25〜29歳で約495万円が目安です。若手のうちから安定した収入を得やすい職種ですが、30代以降の年収はキャリア選択によって大きく変わります。

年収アップを目指すなら、管理薬剤師、在宅医療、認定資格、ドラッグストアや企業への転職などが選択肢になります。

ただし、20代で一番大切なのは、目先の年収だけではありません。

「どんな経験が積めるか」
「将来どんな薬剤師になりたいか」
「今の働き方を続けて、3年後に納得できるか」

ここを考えながらキャリアを選ぶことで、年収も働きやすさも少しずつ上げていけます。

今の年収にモヤモヤしているなら、まずは自分の市場価値を知るところから始めてみましょう。転職する・しないに関係なく、相場を知っておくことは、20代薬剤師にとって大きな武器になります。

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